お客様、そして助川化学株式会社社員の皆様へ
輝かしい人々の集団であるために
助川化学株式会社
代表取締役 助川 征
1、はじめに
いよいよ倒産ラッシュが起こると言われる新年が始まった。
これからどうなるのだろう。
「貴方の未来は、いま何をしているかで決まる(中島薫)」を引用させて頂こう。
昨年この稿を書いた時は、これ程までに絶望的に経済が展開するとは思っていなかった。
不良債権処理、即ち負の資産を少なくすれば自ずと経済は再生すると思い、多くの為政者に教えられ、信じてもいた。
借金が無くなれば、誰でも再び物を買い始めるという論理だ。
だから貸したほうが債権放棄しろ、苦しくなったら税金で助けてあげよう。
従って痛みに耐える事が善であり義務であり当面の行動と考えていた。
そのうち底にたどり着き、需要が再び喚起、時間はかかっても昔の右肩上がりとなり、不動産と株への投資が最も安定し、将来の利益期待がもてる時代が到来。
アジアや世界の経済に日本ドリームが語れる時代が再び来ると思っていた。
時間がたつに従い、不良債権と称する負債が増大、言われている方法ではもう駄目、長期不況を覚悟しなければならない。
不良債権が増大することが悪いのではない・・
そうなってしまう原因を素直に反省したい。
弊社取引先の状況をみると、「成功したゆえの失敗」と感じる。
即ち、成功経験から更なる設備増強、大量生産による有利な競争、もっと多額の利益確保を図るも、ひとたび需要の低迷、消費の縮小が起こると単一生産しか出来ない設備が重荷となり、もうやってゆけない。
売上増、全ての関係製品を揃える百貨店商法が立派にみえるマジックに落ちている。解体、閉鎖、整理、縮小も実は膨大な資金を必要とするのだ。
だから、倒産ラッシュが襲ってくる。
2、どうするべきなのか、我が社はどう生き抜くか・・を考えたい。
会社を潰してはならない。
長期不況には、その長さに耐えられるスリムな体質で戦い、挑まねばならない。
需要低迷なら僅かな売上でも維持費や研究開発がとれる特殊分野での勝負だ。
「今のお客様に感謝・・足ることを知り、他力ではなく自力本願だ」これしかない。いまふうに言えばマイウェイを歩むべきか。
我々は社会のどの部分に役立っているのか、喜ばれているのかを忘れてはならない。
目の前の立ち木に惑わされず、山全体に沿って動かねばならない。
独りで仕事をしてはならない・・仲間と助け合って行こう。
困ったら、或いは順調だったら、何故だろう・どうしてだ? を繰り返そう。
従って、もう一度、昨年の年頭所感を読みなおそうではないか・・・反省点
昨年は次のように思料した。
自ら考え、自主的に行動をとろう。
真剣な場を経験、その中に自分をおいてみよう。
自分でお金を払い、学ぼう。
少なくとも給料をとる身はプロなのだ・・プロとしての生き方を知ろう。
製造部門・・在庫管理、全量検査表つき出荷
総務・・・・社長行動の先を読もう
研究部門・・多くの殺菌剤、除菌剤の世界にあって、
我が二酸化塩素でなければならない世界をみつけよう。
私は・・・・当社の規模、内容、開発型事業ではセールスマンを
雇用した営業はできない。社長が先頭に立ち、火の粉を浴びよう。
強い新鮮な情報を神戸から発信し、お客様に来ていただこう。
借りものではない技術をもとに講習会開催に全力をあげよう。
1年を振り返り反省してみると、昨年のこの思いは間違っていなかった。
実行もできたと思う。
1㍑のテスト用も含め、全出荷品にロットと分析表を添付できた。
講習会は5/10札幌、5/18盛岡、6/4鳥栖、6/7岡山、9/4名古屋と開催
でき、関係ユーザー様と代理店のスタッフ、合計470名の参加を得た。
大成功だったと言える。
目標をもてない社員は去った・・代わりの補強もできた。
不明朗な正社員待遇制度が廃止できた
従って、業績があがれば過去に実行した12ヶ月の賞与も払えよう。
北日本営業所(札幌)、南日本営業所(鹿児島)を新たに開設することが出来、
営業所等事業所は5個所になった。
お蔭様で過去最高に近い営業利益と新たな夢(進路)が確保出来たと思う。
3、新たな夢とは
決して現在の路線から外れるものではなく、もっと深め、特化し、その分野では世界一になろうとするものです。
二酸化塩素の安定化品、活性化品、その周辺技術を拓いて計30年の事業歴史が残った。
幸い、二酸化塩素は食品添加物として認可されてはいるものの、用途指定の限定認可である。一般の人には食品製造には使用出来ないと考える。
このことから大企業は進出が出来ない。
我が社にとっては恵まれた環境にあるということだ。
二酸化塩素ビジネスは大量販売が出来ないから、当然利益総額も少ないのだ。
実態は超零細企業でなければならず、入ってくる金だけで飯を食える事業体でなければならない・・・我が社にしか出来ないこと
審査請求中だが類似が無いので特許となる公算がつよい。
我が社はこれまで内部留保していた累積技術が多い。
昨年は「錦鯉の新穴あき病症の予防ワクチン」(弊社)
「畜産動物飲水への利用」(某先生との共同出願)、「コクシジュウム殺滅」(弊社)、「新殺菌剤」(某社と共同出願)などの三つの申請を済ませ、現在公開を待っているところだ。
これまで私は満を持していた。いったん、技術公開をはじめてしまったので、
これからは逆に開かれた企業として進んでいきたい。
関係業界の先生方と紳士契約を事前に結び、次に弊社開発の超音波装置等を先生方にお貸して共同研究や共同特許申請を行いたい。
得られた成果や財貨は共同研究者と紳士的に分け合って行きたいと思います
先生方にお入りいただく「バイオスケガワ研究会」を発足させ、紳士の基準化をはかり、将来、トラブルがないようにしたい。
4、私から社長に対する命令
「馬鹿な大将、敵より怖い」・・にだけはなりたくない。
ちょうど良い年頃になった・・・潜在需要を見落とさないように、率先して現場に立ち感性を磨かねばならない。
行政、規制、許認可に囚われず、正しいか、喜ばれるか、
本当か・・を確認する行動・・権威にとらわれない姿勢が大切だ。
情報の整理も重要・・・取引希望と言って来る人、必ずしも取引希望者ではない
捨てる物は捨て、進むべきは内部にまで入りたい。
初対面の人や情報には初々しさと微笑みで接したい。
けれども戦いのなかで生きていることを自覚しよう。
5、初々しさを忘れないために
多分にこれまでの意見も独り善がりの勝手な老人ボケ談話だ。だいたい、
自分の言いたい事ばかりしゃべって、他人の話には感動もせず、
関心もわかず、艶かしい女性談議や不倫問題でも出てこない限り聞く振りもしない。
男として生まれてきたが、ただそれ
男として生きるには男の修行がたりないと常々思っている。
逆転の発想をして、女性が行う習い事をしてみたら、物腰柔らかな、優しい男
、男らしい男に近づけるのではないか・・・?
2002年(昨年)7月、裏千家茶道の門を叩き、千利休のお弟子のまたお弟子の末席に座したいと願い出てみた。
茶道とは「お茶を飲むための作法」を学ぶべきもの、茶席に出たとき恥をかかないためには稽古に一ヶ月も通えば十分と考え実際そのように先生にお願いして始めてみた。
驚いた、オドロイタ!
茶道はどちらかいうと男の業だった。
奥が深くて、単に茶道はお茶の飲み方ではなかったのだ。
お辞儀(礼)、歩き方、座り方、入室・退室など作法の奥にある人との付き合い方がいかに難しいかを思い知らされ、殆ど惨敗からのスタートとなった。
千 利休大先生は茶道の始祖ではないが、その道を確立させた。
茶道の極意を尋ねた求道者に利休居士が語った「利休七則」と言うのがある。
①花は野にある様
②炭は湯の煮うる様
③服は加減の良き様に
④夏は涼しく、冬はあたたかに
⑤刻限は早めに
⑥降らぬとも雨用意
⑦相客に心をつけ候
詳細の解説は避けるが、考え方のわかれ道を悟った。
この教訓を得て、お客様、会社の仲間達への接し方、そして仕事に対する考えややり方も大きく変わったと思う。
(もし、ご関心を持たれたら、貴方のお隣に居られる茶道の達人や高名な方に尋ねてもらいたい)。
茶道はお茶の飲み方を学ぶものではなかった。
客に作法は無かった・・どう飲んでも、喫しても良かったのだ。
お客を迎える方に、まず礼儀作法があった。
皆様を心からお迎えするために、研究所には立礼、本社と鹿児島には風炉、札幌とゲストルーム(神戸)には盆略のお点前ができるよう準備した。
七則は何の変哲もない様に見える教えだが、よく考えると私には実行不能、
ただ少しでも近づこうとするだけだ。
夜遅く、暗くなった和室で独りゆっくりと自服のため、お茶をたてることがある。
出来るだけ、教えられた手順に従い、風炉・炉・立礼のスタイルを模すが、
二服めのお茶を頂き終わり、お仕舞の余韻を楽しむ頃合になると
必ず仕事への思いやりやヒラメキが沸いてくる。
好きな釣りが出来ない。
ゴルフ修行は会員になっている倶楽部ハンデキャプ15で辞めることにした。
今年一月から絵画のほか書道のレッスンを始めることにした・・
自分の名前を毛筆で書いてみたいのだ。
この春、短歌の入門書を3冊買った。
「禅語大辞典(有馬頼底・淡交社)」を購入。
だけど、いまだ現役、1月6日からまた激務ながらも
楽しい二酸化塩素ビジネスが始まる。
いずれも道が遠い。私達の研究、製造の努力が皆様に喜んで頂けたら幸いです。
本年も宜しくお願い申し上げます。
以上
2002.01.01
助川化学株式会社社員の皆様へ
輝かしい新年を迎えるために
助川化学株式会社
代表取締役 助川 征
Ⅰ、はじめに
昨年のテロ事件を境にして、アフガニスタンや中近東、パキスタンやインドでの怒鳴りあいが激しくなってきた。��
争いの社会背景がイスラム原理主義対アメリカンドリームを中心とした自由市場原理主義の衝突・拡大とその結果の歪であるため、世界中で貧富の差の拡大が進み、貧困者が増大するばかりで 解決の糸口がみつからない。
犯人が捕まらないため、テロ犠牲者の悲しみを癒す方法が見つからない。
従って、再発防止の手立ても打てないこと。
日本では昨年の新生児出生率は人口1000人あたり9.5から9.3に低下、今の日本人数は三世代後4分の一に減少することが確実になってきた。
また、離婚発生件数は過去最多、その間隔は初めて2分を切った。不気味な数字が並ぶ。
日本経済はスパイラル型デフレを辿り、縮小に向かい、円安も甚だしい。
失業率は5.5から6.5に向かい、金融機関では不良債権処理が自力で出来ず、国家支援を得ても本年3月末までに銀行や金庫の倒産が相次ぐ予想となり、定期預金1000万円までの保証は怪しくなってきたし、政府は金融監督を諦め、国民一人一人に、それぞれの取引金融機関の良し悪し判断を自分でしなさいと責任転嫁してきている。
一般市民が都市銀行などの隠された財務バランスや過去の投資と回収見通し、経営評価が出来る筈も無く、預金者は噂だけで浮動することになり、パニック寸前に来ている。
Ⅱ、どうしたらいいのだろうか?
自ら考え、自主的に行動をとる以外には無いようだ。
緒方貞子氏が唱え始めた国家間の安全保障から個人間の安全保障への移行が
必要になってきた。
少なくとも会社人として何が出来、何をすべきで、我々はどの方向に向かって歩めばよいのか・・・ずっと考えていました。
はっきりしていることは、いまさら、私達が政治家や国連職員に転職してもどうにもならない。 しかし、全員が預金通帳片手に行動をしなければならない時代にはいった。
明治維新に似ていると友人は言ってきた。
そこで、これまで通りの助川化学株式会社社員として出来ることを考えてみよう。
1、ぬるま湯から出て、真剣な場を経験し、その中に自分を置いてみることだ。
朝比奈隆さんが12月29日に旅立たれた。
12月23日、神戸国際会館で彼が本来指揮する筈だった大阪フィルハーモニー交響楽団の「第九コンサート演奏」を井上道義氏の指揮で聴いてきた。
スイングや合唱はレコードで聞きなれたものであり、年末恒例の音楽会として気軽な鑑賞会のつもりで出掛けた。
ところが当日の生演奏に、極限の力を投入する指揮者や団員、合唱団全員の暴発を見、初めて感動しました。
(最後の病に伏す朝比奈さんに、この曲を全員が捧げていたのだな‥後で悟りました)。
コンサート最中のその時に、「これからの我社のあり様(ザマ)はこれなんだ・・・」とひらめきました。
皆さんも是非、一流の音楽家やオーケストラの演奏会に自らお金を払って出かけてみて下さい。
駆け出しの音楽家が命を掛ける小さなライブも聞きに行って下さい。
ほとばしる汗を拭う事もできない続けざまの演奏と音響、その中でプロの仕
事とは何かを体得してください。
社長は何を言いたいのか・・・皆さん、会社に勤めていてくれるだけでは不満なのです。 全社一丸となってプロとしての手仕事を心がけ、出来れば匠と言われるプロに徹して欲しいと思う。
2、製造のプロに願うこと。
我社は、創業当初から出荷前に全製品の濃度やPHの品質検査を行っていますね。 本年度から、1リットル1本の注文にも、200キロやコンテナー出荷製品にも全て分析表を添付、送り状と共に出荷先に送ろうと決心しました。 お客さんに求められなくと実行しましょう。 簡単そうに思えますが、製造段階からの分別、在庫管理に特別の配慮が必要で大変なことになります。 我社をとりまく競争相手、特に製造や出荷を社外委託しているメーカー群には出来ないサービスです。 この施策は、適当な大きさの専業メーカーである助川の強みを発揮することになります。 量よりも質の満足を得るよう努力しよう。
謹 賀 新 年
旧年中は、格別のお引き立てを賜り、厚くお礼申し上げます。
皆様におかれましては、昨年のご業績のご躍進とともに、
新たな挑戦の幕開けと存じます。
さて昨年二月には「二酸化塩素剤と超音波照射とを併用した除菌方法」
(特許第3649672号)の新たな特許を取得し、未踏の分野への事業開拓に挑み、
二酸化塩素の更なる可能性と役割に確かな手応えを得ることができました。
今年も引き続き志をもって尽力してまいります。
そのほか、申請中の各種特許出願事項につきましても確定に向け、進行いたしてお
ります。
バイオスケガワ研究会につきましては、去る九月下旬に鹿児島市に於いて、
年次大会を開催、全国各地より会員様、ご同行者様にお集まり頂きました。
記念講演を含む研究発表大会では、各業界の先生方による多くの貴重な研究成果を
拝聴し、とても有益な情報交換の場となりました。
また丸紅畜産株式会社様のご厚意のもと、日本を代表する食鶏処理工場、霧島事業所
の見学会も実現する事が出来ました。
更に「安心・安全」な販売システムを組み立てる為のバイスケガワ研究会
「流通戦略専門部会」を本大会にて新設し、昨年末には、その第1回目の会合を神戸市
にて開催いたしました。
ここに、ますます意義深く、充実した研究会に成長しつつありますことをご報告申し上げ
ますとともに、引き続き、皆様のご支援、ご協力をお願い致します。
次の年次大会は、平成18年10月、神戸市にて開催予定です。
今年も、鳥インフルエンザや鯉ヘルペス、新穴あき病、レジオネラ属菌、O- 157などの
脅威が、拡大し続けることでしょう。
弊社は、時代からの必要性を自覚し、「助川化学の二酸化塩素」の力を信じ、社員一同、
身を引き締め、責任をもって商品を提供してまいります。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
平成18年 元旦
助川化学株式会社
代表取締役社長
助川 征 (バイオスケガワ研究会理事長)
2005年 あけましておめでとうございます。 (私信編)
皆様におかれましては、お元気で希望に満ちた新年開始のこと、お慶び申しあげます。
また、昨年は、台風と大型震災に襲われ錦鯉や畜産分野で、たくさんのお取引先様に被害が
発生しました。 十分にお見舞いに上がれなかった事が悔やまれます。 今年はその災いが
転じて平穏な日々であってほしいものです。
貴方様には新たなご出発、めぐり会い、ご成長などがおありでしょう。
ご健康、お仕事、ご家族、ご趣味、ご計画、ご自慢話などのホットでラッキーなニュースが
頂けましたら幸いです。
昨年は私信としての賀状をお出しできず、遅れてお詫びのお便りをさせて頂きました。
私・・ご心配をおかけしました上や下の健康もほぼ回復出来、いざゴルフをと考えてしたら
、長欠のため、ホームコースのハンディキャップが剥奪されていて、公式コンペ参加資格なし。
再取得には20回ぐらい通わなければならず、同行友人に嫌がられること必定などから頓挫。
魚釣りは昼間だけ救命胴衣をつければOK。絵画は怠けてまだ小休止中。
裏千家茶道は休みがちで師匠に迷惑をかけつつ、気ままに楽しみながら唐物扱いにまで
こぎつけました。
仕事・・個性豊かで人生経験豊富な方々とのユートピア建設を目指した「バイオスケガワ研究会」
は昨年7月、全国から47名ものご参加���頂き、発会式・記念講演会を神戸で開催。
第2回は今秋、鹿児島市で開催される日本獣医学会に前後させ、弊社南日本営業所で行います。
丸紅畜産㈱霧島工場見学なども・・・。
息子の長編小説が載った高校教科書「現代文」は来年度も使用されるようです。文芸春秋(別冊)
の毎号に掲載される小説はオドロおどろでお奨めしません。
「ダ・カーポ」の「自分相談」はエッチで、本音すぎていますが面白いです。
妻は一昨年、慶応義塾大学卒業後、腸閉塞の大手術、1年ほどゆっくりしました。
ようやく小説などを書いて独り歩きを始めたようですが、創造の苦しみや夫が多忙で生活を省みず
、自分勝手(?)である等からストレス最高潮、一生懸命ですが老いもあり可愛そうです。
どうぞ、本年も宜しくお願い申し上げます。