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「二酸化塩素と超音波照射とを併用した超音波洗浄除菌システム」の発明
 
「Biosukegawa Modern system Ⅱ」


特許番号 特許第3649672号  出願年月日 2001年2月7日
特許権者(発明者)・・・ 助川化学株式会社 (助川 征)
・・・存続期間満了

以下特許解説
● 日本国の衛生基準は、食品の群類別に、食品1g当たり、一般細菌が 1,000個以下、10,000個以下、100,000個以下であるよう規制(昭41、厚生省通牒ー環食 No5187)され(牛乳,加熱後摂取冷凍食品は例外)ています。

大腸菌群、サルモネラ属菌,黄色ブドウ球菌,糞便性大腸菌、病原性大腸菌は陰性(一個もあってはいけません)であることが義務付けられております。一般細菌は規制以内、大腸菌群等は検出されてはならず、これを超える食材は販売してはいけません。これら細菌群のうち、栄養型細菌であるサルモネラ属菌等の食中毒菌の完全除菌は研究室での試験管を用いる試験では除去容易なのです。しかし、一般細菌、特に次亜塩素酸ソーダ洗浄をくぐりぬけた一般細菌は,芽胞を形成しているものが大部分であり、 耐熱性菌であることが多く、芽胞菌や芽胞を形成する菌の除去は至難の業でした。

 我社にとって、芽胞が除去できたら、その他の食中毒菌や、カビ類(真菌類)の排除は、本当に容易なことなのです。 芽胞菌とは固い殻に閉じこもり、熱に強い菌が多いのです。芽胞菌のうち、好気性菌類ではバチルス属、嫌気性菌類ではクロストリジュウム属に大別されます。 前者は、糸引きや強烈な異臭発生(バチルス・ズブチルス)問題を起こし、大量返品を招いたり、雪印問題で有名になった病原性(セレウス菌)をもたらしたりします。 後者は、破傷風菌、ガス壊疸菌、ボツリヌス菌、ウェルシュ菌などがこれに属し、実は最も恐ろしい菌群なのです。 我社の研究陣は鶏皮やきゅうりから、我国で最も大量の食中毒事件を起しているサルモネラ属菌を見つけ出してはおりましたが、多孔質食材のため(孔にひそんでいるため) 洗浄除菌が期待とおりに出来ず、悩んでおりました。オゾンも強酸性水も温湯漬けも駄目です。 我社はこの難解にして、恐ろしい一般細菌の洗浄除菌法に長年取り組み、活性化二酸化塩素を活用した機械的な工夫で、見事な超洗浄法を発見、発明いたしました。 特許を取得しましたので、ご披露申し上げることにいたします。

 いくら、ちりめん、うに等の軟弱食材や、いか、たこ,甲殻類等も被洗物を損壊せずに超洗浄除菌が行えますが、現行法では、二酸化塩素剤を使って殺菌目的で使用することが出来ませんのでご注意ください。 「二酸化塩素は良く知っている」とおっしゃる方も多いかと存じます。 しかし、「Biosukegawa Modern System Ⅱ」は、歴史が浅く、殆ど知られてはおりません。 これからの日本の食材は、冷凍、チルド、脱酸素等の方法で、ますます輸入増加することでしょう。 しかし、この方法では、食材の除菌はされておらず、輸入鶏肉と共にバンコマイシン耐性菌まで輸入してしまっているのが現実です。 使用済み解凍用水の洗浄除菌や消臭にぜひお試しください。 大部分のいやな腐敗臭、発酵臭、弊社外の殺菌剤臭の除去も出来るようになるでしょう。
 モダンシステム

助川化学株式会社開発 超音波発振装置
(アンプと発振部、出力は可変、外容器は
自由に設計出来ます、試験研究時貸与可)。

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(ご注意)

①次亜塩素酸ソ-ダも二酸化塩素も、共に使用対象食品に制限を持つ食品添加物です。(食品添加物公定書・第5版)。

②FAO/WHOの評価リストでは二酸化塩素と塩素は、A1です。
  一方、次亜塩素酸ソ-ダはリストからは外されており、WHOは次亜塩を食品添加物として評価していません
(JAFA・・・FAO/WHOのAリスト及びAリスト・・・1985年版)。

③すべての食品に食品自体の殺菌目的や防腐目的で、活性化二酸化塩素を直接振りかけたり、混入、混合させたりするのは、現在の法解釈では行き過ぎと考えます。

④食品洗浄のため、水道水だけでBiosukegawa Modern Systemを運転しますと、 例えば、神戸の大型ス-パ-にて市販中の丸鶏1個を洗浄試験をしたところ、80リットルの洗浄水当たり、1000万個以上もの 細菌類(大腸菌群を含む)が瞬時に飛び出してまいりました(弊社実験)。 残念ながら、この丸鶏は、この洗浄水の汚れ以上には清浄化されません。何故なら、この汚水により再汚染、逆汚染されるからです。

⑤この洗浄水に漂白には至らない除菌のための必要最低限濃度の二酸化塩素を入れておきますと洗浄水中の汚染菌が除菌される逆汚染防止法を発見いたしました。 この方法をBiosukegawa Modern Systemと命名し、洗浄水の効率的な除菌法として特許申請を行った次第です。 くれぐれも、食品自体の殺菌や漂白法としては受け取らないで下さい。