2004年5月
獣医師、研究者の皆様
助川化学株式会社
代表取締役社長 助川 征
(バイオスケガワ研究会理事長)
「バイオスケガワ研究会」設立とご入会のお誘い
拝啓
時下ますますご清祥の段、お喜び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、本年4月1日をもって二酸化塩素を専門に研究する研究会、即ち「バイオス
ケガワ研究会」が発足いたしましたのでご案内申し上げます。
ご検討頂きましてご参加頂けましたら幸いです。
1、助川化学株式会社について
二酸化塩素専門メーカーとして昭和53年10月(1978年)に会社設立し26年が経過
(創業30年)いたしました。
現在では多くの競争相手が出来、それぞれ我田引水の賑やかなこの頃です。
競争者が増えた事は30年前の事業開始と目標がこの時代に合ったものと喜んでい
る次第です。
弊社は安定化二酸化塩素(ビオトーク)、活性化二酸化塩素(バイオスケガワ)、超
活性化二酸化塩素(ビオスタッフ)の製造販売とあわせ、弊社品専用の二酸化塩素
濃度測定キット、二酸化塩素定量注入装置、連続消臭装置、専用超音波洗浄装置
等を開発しています。
神戸ハイテクパーク内に中央研究所をおき、お客様と試験研究結果を重視した交流
をさせて頂いております。
お蔭様で周辺技術の開発、基本特許の申請なども含め、いまでは世界最高水準に
達せたものと自負しています。
養魚場での的確な濃度管理による安全な飼育、紙おしぼり等衛生材料産業での生
産管理、その他で安心・安全な使用管理、院内感染防止や施設の清浄化、環境衛生対策として処
理場や駅トイレ等の無臭化などに貢献しています。
今後の展開としては畜産や愛玩動物の入浴による洗浄除菌、家畜運送容器の洗浄
除菌などが期待されています。
弊社の詳細は「化学工業会社録」(化学工業日報社)をご参照ください。
2、二酸化塩素(ClO2)とは
二酸化塩素とは強力な酸化剤、除菌剤、消臭剤、脱臭剤、防黴剤であり、
また接着剤や合板から出る余剰アルデヒド類等の酸化除去剤です。
製法、安全性、用途など、詳しくは「14504の化学商品」2004年版(化学工業日報社)
をご参照下さい。
ご注意・・当、「化学商品」文中の「安定化二酸化塩素 LD50値 2650mg/マウス」・・とは、弊社製品
の「ビオトーク 二酸化塩素として 50,000ppm品 」に限るデータです。 弊社外製品の安全性解説や
証明に転用、転写利用をお断りしています・・本稿作成は助川です)。
二酸化塩素は塩素ではなく発生期の酸素が働く酸素型酸化です。
次亜塩素酸ソーダのようなフリーの塩素を出さないため、無臭に近い状態で使用する
ことが出来、この事から従来の殺菌剤や除菌剤に比べ、多くの利点、特長、安全性
や効果の永続性、完全性が得られます。
実験されるときには開始前の計画立案時にご相談いただけましたら幸いです。
酸化剤のため培地の選定など、実験法にいくつかの注意点があります。
3、二酸化塩素とその他の除菌剤との比較
皆様ご承知の次亜塩素酸ソーダは飲料に適するような清浄な水中に芽胞菌以外の
バクテリアが少しだけ混在するときに殺菌剤として使用すると素晴らしい効果をもた
らします。
弊社も次亜塩素酸ソーダで済む用途には安価であることから多用し、お奨めもして
います。
しかし家畜飼育現場で、地下水や河川水、湖沼水を飲料水として利用するときは概
ね地中由来、又は過去に地下浸透させた屎尿(し尿)由来の多量の有機物やバクテ
リアが混在します。
次亜塩素酸ソーダは有機物が1000万分の1でも混入していた場合、次亜塩素酸ソ
ーダのみでは除菌効果は半減し、たとえ飲水中で塩素濃度が期待通り検出できて
も、また塩素臭が感じられていても殺菌効果は半減してしまいます。
また、次亜塩素酸ソーダを永年、多用使用している所ほど給配水管内にバイオフィ
ルム(生きた大腸菌等の塊)が付着しています。
次亜塩素酸ソーダの飲水使用濃度では大量の腸炎死を招く芽胞化した嫌気性芽胞
菌(クロストリジウム)類などを殺滅できず、そのため給水配管内のバイオフィルムか
ら継続して飲水に問題菌類が補給されることにもなります。
何故なら芽胞化した芽胞菌の完全殺滅処理には次亜塩素酸ソーダのみでは
1000ppm以上の濃度が必要だからです。
活性化した二酸化塩素又は超活性化二酸化塩素を用いますと通常の飲水除菌は
数ppmで処理できます。
(従来ご使用の薬剤処理結果と二酸化塩素に切り替えた場合の使用前、使用後の
菌数確認試験をお奨めしています)。
芽胞菌は100ppm前後で殺滅除去できます。そのため有機物が混入した用水除菌や
バイオフィルムが固着した給水パイプ洗浄は二酸化塩素に切り替えることをお奨め
いたします。
(一時的なフイルターやピックの目詰まりにご注意ください)。
剥離作業が済むまでは剥離物、すなわち多量の生きたバクテリア菌叢が飲水に
混ざりますので試験水の単位あたり菌数値は一時的に急上昇いたします。
また配管内のバイオフィルム除去作業が完了するまで二酸化塩素は配管内の浄化
にも消費されますので薬注タンク内の二酸化塩素濃度量よりもピック末端から出る
飲水内の濃度は低くなります。
専用の二酸化塩素分析キットにて確認願います。
バイオフィルムの剥離処理は出荷後(オールアウト)の清掃期間での処理が望まし
いです。
次亜塩素酸ソーダによる浴場のレジオネラ属菌対策に失敗された方もご相談下さい。
入浴開始前の浴水をどんなに無菌化しても入浴者は新たな菌をそれぞれ多量に持
ち込むことや原水タンク内に繁殖していることもあり、バイオフィルム除去なども含め
別途の対応が必要です。
3年間の研究と二つの特許申請でこの分野における研究も我々は最高レベルにあります。
有機物の多い河川水や湖沼水を飲料水として利用されるときは、先ずその用水の
清浄度を測定、二酸化塩素作業による除菌完了の確認後飲水適否の判定を役所
や公式測定機関に審査を依頼し安全性を確認してから本格採用することを奨めま
す。
また畜産動物の法的飲水基準(清浄とされる飲水)もお調べください。
鳥インフルエンザの各種ウイルス、プールの小児麻痺ウイルス、目が真っ赤になる
アデノウイルス、自然食品や養魚で問題となるウイルス対策には二酸化塩素をお奨
めいたします。
なぜなら、二酸化塩素は有機物の多いところでも、次亜塩素酸ソーダとは違い、定量
的に働いてくれる筈です。
養魚時のえら病対策、畜産動物やペットのウイルス性疾患、あるいは真菌性疾患に
是非お試しください。素晴らしい用途特許が得られる筈です。
先生方におかれましてはご高尚の通り、ウイルスには4級アンモニウム化合物、塩化
ベンザルコニウム、塩化ベンザトニウム、フェノール、クレゾール石鹸液、クロールヘ
キシジン両性界面活性剤は効果が万全ではないと言われます。
塩化ベンザルコニウムは緑膿菌などの耐性菌を生み出すことも良く知られていますし、
行政も警告しています。
私達は塩化ベンザルコニウムをたっぷり使用した名入れ紙おしぼりから耐性化した
緑膿菌のPseudomonas aeruginosa やPseudomonas alcaligenes など強烈な日和見
感染菌を見つけ出しています(03,12~04,03確認試験、現物は超低温にて保管)。
あわせて同薬品類にて除菌処理された紙おしぼりを上腕部に貼り付け、二酸化塩素
処理品と比較しながら定法に従い皮膚試験を行ったところ、激しい肌荒れやただれ、
浮腫、化膿が起こり4日目で撮影後実験を中止致しました。
弊社仕様の二酸化塩素処理品(おしぼり除菌化必要濃度)では皮膚障害が起こりま
せんでした。
このことから私達は日本に流通している無臭の紙オシボリ(塩化ベンザルコニウム
処理品)のかなりの分(出荷比率で)を問題視しています。
どのような薬品処理でも除菌剤使用後に一般細菌がもし生き残っていたならば耐性菌
の発生や残存、その後の問題菌増加を疑ってください。
二酸化塩素液中や処理後に耐性菌が増殖した科学的報告はまだありません。
以上から、畜産飲料水に逆性石鹸(塩化ベンザルコニウムなど)を日常的に添加する
ことは避けるべきでしょう。
畜産用飲水は経営者自身も毎日飲み続けることが出来る飲水であれば最高です。
春になってからでもSARSによる感染と死者が中国で出ています。
このことから鳥インフルエンザの脅威は冬だけの問題ではないでしょう。養鶏飲水除菌
対策は秋までには完了させたいものです。
4、バイオスケガワ研究会発足の狙いと願い
私達はBSE、口蹄疫、SARS、そして最近の鳥インフルエンザ拡散に絡む人間模様を
注意深く観察、これら事件の重大性と二酸化塩素の生まれ出た役割から当研究会の
設立を決心いたしました。
仕事とは「作る、探す、お世話する」ことに大別されます。
作る役割の方とは事業経営者、安全と安心の相談者(医師や研究者)、従業員の皆
様でしょうか。
お世話する役割の方とは医薬品、飼料等関係の窓口商社、許認可に携わる行政。
そして探す役割の方とは原種開発、医薬品、飼料等のメーカー様になりますか。
このなかでの最初に犠牲者が出たのが、医師・獣医師・研究者であり、次に経営者が
倒れ、事業体の悪化と続きます。
まず生産グループの意識改革が最優先であり、その結果、市民や消費者への感染拡
大を防ぐことになると悟りました。
そこで先生方にご相談申し上げたいのです。
許認可や常識を超えたところにある最新情報取得や先覚者間の交流、研究協力団の
結成、そして研究成果の知的財産化まで踏み込んだ研究会をもちませんか?
特許取得と得られた特許の利用管理も含めたグループを創りませんか?
産業界における医師や獣医師のお立場は安心・安全を脅かすものへの防波堤の役割
と、常識や慣例に流されない哲学と重い責任が求められています。
SARSや鳥インフルエンザで見られたように自分の生命を危険にさらしてまで後世を救い
導く尊い役割を担っています。
したがって、旧世代が設定した許認可、責任者のいない自主基準等の壁々を乗
り越えて、ご自分の責任で本物の効果と安全性を求めた研究をしてみてください。
異端に見える鋭い感覚、研究、評価のための集団をつくりましょう。
日本では二酸化塩素開発に携わる我々の努力が行政や産業界に認知されるまで
にあと数10年はかかるでしょう。
しかし感染症は時期やところを選ばず、今の我々に襲い掛かります。
人命、公衆衛生だけではなく、産業としての損害も甚大です。
各種の二酸化塩素と研究成果にふれる機会をバイオスケガワ研究会はご提供申し上
げ、先生方に新たな工夫と発見があれば、弊社との共同特許を出願して頂きます。
知を財に固めたあと、みんなで、許認可取得作業をすすめましょう。
我が社も医薬品製造許可や医薬品としての申請準備を行っています。
幸い申請済みの特許「二酸化塩素、並びに二酸化塩素剤により除菌した飲料水の家畜
への給与」(鳥インフルエンザ対応特許)(丸紅畜産霧島家畜診療所 橋本信一郎先生と
の共同特許申請・・出願2002.7.19)が本年2月19日に公開されました。
続いて、鶏コクシジウム対策、鯉の新穴あき病ワクチン試作を独自に特許申請、ウシの
乳房炎対策、馬の子宮炎対策特許をそれぞれの先生方と共同出願済みです。
そして一部の先生方は畜産やペットの皮膚病対策、発毛対策研究、豚のスス病対策
研究を行っていますし、腸内や体内の悪玉菌対策も望まれます。
弊社も理事各位も研究会の発展に努力致しますが、先生方にとっては当会へのご入会
が成功かどうかは全てご自身のテーマをお持ちかどうかにかかわると思われます。
研究目標を定めてお入りいただくのが理想です。
私達の願いは二酸化塩素が幅広い分野で喜んで頂けることであり、あわせて各地に
先覚者や熟年のユートピアを作り上げ、次世代に引き継いでゆきたいと願っています。
また当会の法人化準備もすすめています。
5、バイオスケガワ研究会ご入会について
本状は研究会へのお誘いではありますが、突然のご案内ですので、入会申込書の同封は
遠慮させていただきました。
まず、弊社ホームページ(http://www.sukegawa.co.jp/)をお開きください。
本会の会則や役員のご紹介をさせて頂いています。
ご関心頂きましたら「会則と役員名簿、入会申込書」の送付を電話、FAX、メール等で
弊社までご指示ください。
入会申込書をお書き込み頂きFAXにてご送信ください。
次いで、入会金30,000円を申込書に記載の指定銀行口座宛お振込みください。
理事会審議のあと会員として登録させて頂きます。
登録が済みましたら、改めて年会費3000円をご請求申し上げます。
期途中お申し込みの場合、決算月7月に対し、残りの月割り金額をご請求申し上げる
ことになります。
全ての役員(理事、監事)や部会長、各委員とも会員から選出させていただきます。
将来、規模が大きくなれば会員による選挙が必要ですね。
初年度は50名程度の小規模でスタートしたいものです。
5月中に日本の獣医学界リーダーの皆様、鹿児島・宮崎、福島そして北海道の農林・
水産の先生方にまずご案内させていただきます。
ついで、衛生材料、環境衛生の専門部会分野へのご案内を予定しております。
6、第一回総会、記念講演会、並びに会員交流会
2004年度役員会、総会、研究発表会(発会記念講演会)ならびに初めての会員交流
会を来る7月17日(土)13:00から20:00まで、神戸市にて開催いたします。
会員様には改めて詳細ご案内申し上げます。 敬具